XR250Rのリアタイヤを交換しました。
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もう6〜7本目くらいのIRC TRIAL WINNER TR-011 TOURIST(4.00-18)
最初はセロー225に乗ってる時に「セローにはすごく良い」と聞いて前後履かせてみて、
セローを手放してからも、2台のXR250R(ME08とME06)にも試行錯誤しながら、
公道はツーリスト、レースはレース用の別のタイヤに交換、とやってましたが、
10年以上迷って、
![うつなつ](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4453-e1631596058382.jpg)
うつなつ
やっぱもう、リアはこれ一択でいく
と決心したところです。
最近は仲間内でもセローに限らず、リアはこれが多いです。
昔はセローでも少数派でしたけどね。
ツーリスト以外の人は何を履いてるかというと、獣道や廃道に行ってるライダーは、
レース用か又は公道可のエンデューロタイヤがほとんどだと思います。
目次
ツーリストはどんなタイヤなのか?
IRC(井上タイヤ)がかなり昔から販売してる、公道用トライアルタイヤです。
左がレース用(公道不可)トライアルタイヤのTR-011、右がTR-011 TOURIST。
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って同じやがな
![ジロさん](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4514-e1632584046840.jpg)
ジロさん
![うつなつ](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4451-e1631595310685.jpg)
うつなつ
コンパウンドも違うし、
ツーリストが公道走行用に剛性も高いみたいよ。
元々は、、、
元は1990年代に、ヤマハのTY250Zスコティッシュの標準タイヤとして開発されたらしい。
![](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2022/06/1_l.jpeg)
それがいつの間にか、「トレールでトライアルごっこするのにも良い」と誰かが気づいて、
もうスコティッシュを見ることはほとんど無いけど、
ツーリストは需要に応えて販売が続けられてます。
セローに履かせてる頃、IRCのサイトを見たら、スポンサードを受けてるEDライダーが、
MX(モトクロス)タイヤやED(エンデューロ)タイヤを履かずに、
レースで結構リアはツーリストを履いてました。
特徴
パターンは見た目通りのトライアルパターンで、サイプ(溝)の入った四角ブロックが並んでます。
サイズは4.00-18の1サイズのみで、250ccに多く付いてる4.60と比べると細いけど、
タイヤの高さはかなりあって、セロー225ではスイングアームに当たってしまうので、
チェーンを2コマ増やしたりしてました。
![](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2022/06/IMG_1650.jpeg)
セロー225に初めて履かせたのは2013年のようです。
そしてなんと言ってもツーリストの特徴といえば、コンパウンド(ゴム)の柔らかさ。
柔らか目の消しゴムくらいな感じで、手でグニグニとブロックが動きます。
密なタイヤパターンと相まって、地面に密着してブロックのグリップで地面を掴みます。
ブロックの角を地面に刺して進むMXタイヤやEDタイヤとは、ここが大きく違います。
そんなに柔らかかったら、寿命が短いんやない?
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ジロさん
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うつなつ
いやいや、それが違うのよ
パターンの関係か、ブロックの角が丸くならずに全体が均等に減っていきます。
タイヤの剛性とコンパウンドの柔らかさでグリップするので、
山が無くなるまでグリップがあまり変わらずに使えます。
セローの時はリアは6,000〜7,000km、フロントは1万kmもってました。
XRは重さもあるし、セローよりリアが流れやすいせいかリア4,000kmくらいですが、
それでも2,000〜3,000kmでブロックの角が丸くなって、
グリップもライダーのテンションもダダ下がりのMX・EDタイヤと比べると驚異的ではあります。
空気圧について
![うつなつ](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4450-e1631596239264.jpg)
うつなつ
ツーリストは空気圧がとても重要
TY250Zスコティッシュは標準空気圧(F1.25/R1.50)で全然平気だったそうですが、
重いトレールバイクでその空気圧だと、なんか上手く言えないんですが、
![うつなつ](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2021/09/IMG_4449-e1631596299789.jpg)
うつなつ
ともかくとても気持ち悪くて、怖いです
エア圧を高くしてタイヤが硬いと、ゴムが柔らかくて動くのが際立つ。
私は舗装でも林道でも0.6〜0.7ぐらいにして、激しいゲロ道はたまに0.4〜0.5まで落としてます。
面倒くさくて、そのまま0.4〜0.5で舗装走って帰ってきたりしてますが平気です。
で、乗った感じどうなのか
上記の空気圧にすると、柔らかいタイヤ全体とコンパウンドが相まって、
地面を優しくつかむような感じになるのか、ガレ(石)や根っこのグリップは特に良いです。
柔らかい土や、固い土の林道も、他のタイヤと比べて遜色なし、
ハイト(高さ)があって柔らかいので、乗り心地も勝ってますね。
唯一、ブロックが詰まってしまう粘土質のハードマディが苦手だと言われてますが、
レースでもない限り、この辺ではそんなに遭遇しないし、エア下げれば走れないわけではないです。
最初は角い断面なので、「コーナーが怖いのでは」と思ったけど、
寝かしてもまったく平気で、高速林道もガンガン飛ばしていけます。
ただ当然リアが積極的に滑らせにくくなります(XR250Rのパワーだからか)。
舗装路のハンドリングもちょっと粘っこくなりますが、まあ仕方ないですね(笑)。
注意点
良い事ばかり書いてきたんですが、実はリアタイヤ限定です。
セローにはフロントも履かせてそんなに悪くなかったのですが、
通常のオフロードバイクは(XRも含めて)、
フロント荷重が高くてリアを振り出して曲がる方向の操縦性なので、
もっと剛性があって、ガッツリ刺さってグリップする前タイヤが良いです。
フロント用ツーリストは、より剛性感が低いので高速林道でリム打ちパンクしました。
私もフロントは何にするかまだ悩んでますが、ブロック間隔の広いタイヤでも、
リアほど減りが早く無いし、ロードノイズもそれほど気にならないので、
尖ったEDタイヤ(もちろん公道可の)でも良いかなと思ってます。
リアに履く場合、エア圧を下げるのでビードストッパーは2個あったほうが良いです。
(チューブレスのセロー250はいらないですね)
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うつなつ
あとハードチューブは厳禁です!
タイヤ内部が広いので、ハードチューブは自重で回転してバルブ部分が切れます。
ガミータイヤが出たけど
上で「IRCのサポートライダーがレースでツーリストを履いてた」と書いたけど、
今は全く履いてません。
2015年に、これが出てしまったんですね〜。
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「MXタイヤのパターンに、柔らかいツーリストのコンパウンド」みたいな感じで、
長持ちはしないし、使うコンディションは限られるけど戦闘力は高いみたいで、
以降各社いわゆるガミータイヤを発売し、IRCのゲコタシリーズも今は3種あります。
実は最初の写真で、交換前のタイヤがVE-33s GEKKOTA。
2018年にXR250R(ME08)のレース用に買ったんだけど、減りが早いはずが、
レース回数が少ないのか、XRのパワーが無いのか、なかなか減らず、
もういいかげん履き潰そうと、林道で使っていたのでした。
固いMXタイヤとかと比べると、ガレや根っこでもグリップするけどツーリストには負けるし、
パターンの間隔が広いので、どうしてもツーリストに比べると、
急にグリップしたり滑ったりするグリップのムラがある感じがして、
それでバランスを崩して転倒したりするんですよね。
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うつなつ
という具合に、長年の使用で私のツーリストへの信頼は大です。自走して林道、時々(頻繁にか?)ゲロという使い方を考えると、今後すごいタイヤが出ない限り、リアはツーリストです。
2013年に買った時が8,000円で、今回が8,700円なので、思ったより値上がりしてないし、
今やVee Rubberとか除けば、値段も安い方と言えるかも。
おまけ
今日は、このタイヤ交換を含めたXR250Rの整備をしてました。
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フロントウィンカーをガード内臓のLEDにしたので、LED用のリレー安いの買ったけど、
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結局点滅しなかった、やっぱリアもLEDにしないとダメなのか、、、
午後は晴れたので、カブで隣の宿毛市の本屋さんまで行ってました。
帰りに完成してからは初めての「横瀬川ダム」に寄ってきた。
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下流側から見ると「密林奥の要塞」という感じで良いかも。
![](https://shimanto-nanpu.com/wp-content/uploads/2022/06/R0004819-740x490.jpg)
ここ⬇︎は自宅から300mだけど、夜しか歩かないので気がついたら紫陽花が終わりかけてた。
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2 件のコメント
タイヤは悩みどころですね。
HSQに乗り始めて自分はほとんどFIMタイヤ。
レースは別でしたが最近はFIMで十分なような気がしてます。(ビギナーズはFIMでした)
ビーラバーも最初のうちは良いのですが半分くらい減ると極端に悪くなってしまいます。
シンコーはアレでしたが216シリーズの改良版が出てそれがお気に入り(216EXSS)
減りは早いですがグリップは以外と良くエア落とせば減ってても結構イケるようです。
まぁ好みの問題ですかね?
ダムの写真
ブリッグス要塞・・・・・。(違
ガンダムかと思ったらハガレンできましたか。
アームストロング少将には踏まれてみたいとは思ってました(笑)。
タイヤはね、もうね、、、
マメに交換するのが面倒なのと、舗装で賑やかなのが耐えられない。
あと地味なポイントとしては、斜面で停止して再発進する時に、ツーリストは下方向へのずり落ちがほとんど無い気がします。