瀬戸内海のしまなみ海道〜とびしま海道をスーパーカブ110でキャンプツーリングしてきました。
大島
見近島
伯方島
大三島
生口島
高根島
因島
向島
下蒲刈島
上蒲刈島
豊島
大崎下島
岡村島
四国を入れなくても、たっぷり13島を走りました。
- 2017年5月5日(金)〜 7日(日)
- 高知・愛媛・広島
- スーパーカブ110
- 走行距離 788km
- 平均燃費 64km/L
- ソロツーリング
目次
1日目(5 / 5)西予宇和 〜 見近島キャンプ場
5日の朝、泊めていただいた愛媛の友人、まろさんの家を出発。
昨夜はオフバイク仲間で飲み会でした。
例によってメチャ早く目が覚めて5時過ぎのスタート、見送ってくれたみんなも眠そう、、、
うつなつ
朝早くから、ありがとうございました!
佐田岬の根元を北上して伊予灘に出たら、海岸線を北東にと走り、
松山市も過ぎて、約2ヶ月ぶりのしまなみ海道来島海峡大橋にやって来ました。
本線を走り去るビッグバイクたち。
こちらは原付道。
でもはるかに安いし、止まって景色楽しめるし、
うつなつ
じつはちょっと優越感!(自己満足)
今夜は見近島という島でキャンプする予定なので、それまで目一杯島々を走る予定。
大島南側にある亀老山展望台には前回行ってみたので、
今回西岸を回って、島の北側にあるカレイ山に行ってみます。
到着して登ってみた展望台からは、伯方島に向かう大島大橋がよく見えます。
真ん中の橋脚の所にあるのがキャンプ場のある見近島で、原付道・歩道からしか降りれない。
少し右に目を向けると、
左下に見える小さな島2つが、あの有名な村上海賊(能島村上氏)の居城となった島です。
この後矢印まで走って、村上水軍博物館に行ってみることにしました。
隣には「村上海賊の娘」のレリーフも(後ろ姿だけ)。
まだ気持ちが走りに逸ってるので、展示を見るのも早々に出発。
伯方島に渡る途中、見近島キャンプ場に寄ってみたらスペースは十分ありそう。
テント張って軽くして走ろうかとも思ったけど、もっと先で野宿したいかもしれないのでパス。
時間が合えば、伯方の塩ラーメンも食べようかと思ってましたが、
昼にはまだ早いので、次のアーチ橋大三島橋を渡って大三島に行きます。
大三島はしまなみ海道で一番大きいので、なかなか走りがいがあります。
天気も良くて暑いくらい。
廃校を利用した施設、ふるさと憩の家で休憩しました。
うつなつ
あっ、「るるぶ」とかで見た建物が、、、
男女の顔が特徴的だけど、ドアを閉めるとこうなるらしい。
島を半周し、大山祇神社にやってきました。
樹齢2,600年の、どっしりとした大楠。
うつなつ
しかし宝物館は入場料1,000円にびびって入れなかった、、、
全国の国宝/重文の武具の8割を所蔵し、義経や頼朝が納めたと伝えられる鎧があるらしい。
入っとけや!
ジロさん
とりあえず、鳥居前の店でキャンプツーリングのおやつ(重要!)を購入。
おやつに、デザートに、夜食にと活躍します。
みかんの花のはちみつ入りらしく、値段も1個62円と格安。
味は、白あんの素朴な味で、都まん(高知みやげ)みたいな味。
まだまだ昼前なんで、多々羅大橋を渡って4島めの生口島へ。
美しい主塔の高さは220m、完成時は世界最長の斜張橋だったそうです。
その勢いで、橋がつながっている、しまなみ海道外の高根島へも。
生活道ってかんじの橋もまた良いです。
1周すると素掘りのトンネルがあるっていうので、期待してたんですが、、、
そろそろお昼でお腹が空いてきたんで、道端の公園でお湯を沸かし、
ゆうべ食べそびれたトムヤムクンヌードルを食べました。
うつなつ
辛い、でも旨い、、、。
食べたら、またまた次の橋生口橋を渡って6島めの因島へ。
そういや一つ前の生口島からもう広島県なんです。
因島も時計回りにぐるっと。
しまなみ最後の向島が見えますが今日は渡りません。
近くの大崎浜灯台もなかなか好きな感じだけど、暑すぎて歩くのはパス。
その先の本因坊秀策の碑を見に行きました。
理由は最近無料LINEマンガで「ヒカルの碁」を読んだんで(笑)
朝も早かったし、ここから引き返して橋を4つ渡り、キャンプ場に戻りました。
この時点で15:30くらい。
リュックだけ背負って、お風呂と買い出しに行きます。
2つ先の島へというと、とても遠いみたいだけど時間にしたら30分くらい。
温泉に入って、スーパーに寄ってキャンプ場に戻り、
豚肉と玉ねぎ炒めたり、八宝菜用の野菜入れたり、コンソメで煮たりしてたら、
よく分からない鍋ができました。
カレールーでもあればよかった味。ご飯1合も多過ぎた。
うつなつ
まだまだキャンプ飯初心者なんで、、、
これだけ余裕のあるキャンプは久しぶり。
洗い物してコーヒー飲んで、本読みながら21時頃には寝てしまいました。
2日目(5 / 6)見近島キャンプ場 〜 大崎下島
しまなみ海道から本州へ、鞆の浦にも寄り道
翌朝は4時頃から雨の予報。
夜中にフライシートの音がするたび気になっていましたが、
木の下なんで花が散った後の萼(?)が落ちてたみたいです。
なんとか朝まで降らずにいたけど、夕食の残りで雑炊作って食べてたらポツポツきました。
近くに通らなそうなトンネルがあったので避難。
連泊の自転車の人のテントも避難して来ました。
前日からここなら雨は安心だけど、トンネル内で1人で寝るのはなんか怖いな。
でもおかげで撤収は濡れずに楽にできました。
この日(5/6)は、ほぼ1日スッキリしない天気でカッパを着たり脱いだりでしたが、
幸いトレッキングシューズの靴下が濡れてしまうほどには降りませんでした。
昨日眺めた因島大橋を渡って向島へ。
しまなみで唯一、車道の下に原付道・歩道があるので濡れない、でも景色が見えない。
高速道の橋と平行してる、一般道の尾道大橋を渡れば尾道、本州です。
ここからとびしま海道に向かって西に行くのですが、
せっかくなんで尾道ラーメンを食べてみたい。
有名店朱華園の開店11:00まで時間をつぶさないといけません。
尾道ロケ地巡りでもしてみようかと思ったのですが、カブでも行けないところがだいぶありそうです。
地図を見て思いつき、東へ30kmほどの鞆の浦に向かってみました。
途中雨も強くなってたのですが、幸い鞆の浦に着く頃にはやんできました。
ジブリ映画のポニョの舞台のモデルと言われてる町。
そういえば忘れてたけど、「竜馬が行く」にもけっこう出てきてたような、、、
鞆の浦に着いたのが午前10時前。
観光船乗り場でマップを見てたら、いろは丸展示館ってのがあるじゃないですか!
うつなつ
行ってみよう!
古くから潮待ちの港として栄えた街ということで、常夜灯や雁木(階段状の船着場)が残されています。
車ではすれ違いすら困難なせまい道を、皆歩いて観光を楽しんでいます。
海沿いに、いろは丸展示館が。
1867年、海援隊使用中に鞆の浦沖で沈没した「いろは丸」から引き上げられた実物が展示されています。
2階にはこんな部屋も。
鞆の浦にある桝屋清右衛門宅の天井裏、龍馬さんが寝泊まりしていた部屋を再現したものらしいです。
後で見たけどこの家です↓
おじさん1人で受付してる小さな展示館ですが、グッズコーナーでピンズを発見!
残りの1個だったので速攻購入、こんなやつ⬇︎
幕末師弟系統図クリアファイルも心惹かれるものがあったので、一緒に購入しました。
そしてもう1つ、いろは丸から引き上げられた石炭の現物をゲット!
100円以上のカンパで頂くことができます。
思わぬところで幕末ロマンに浸れた鞆の浦を後にしました。
さて、尾道に帰ってきたのがほぼ正午くらい。
そのせいか目的のラーメン店は50人ほどの大行列で食べるのを断念。
西に走る途中で見つけた店で食べたのですが、
やたら塩辛い醤油ラーメンというかんじで、この店はイマイチでしたね。
見つけたといえばロケ地で唯一、映画「転校生」で小林聡美さんが自転車で登っていた跨線橋を発見。
こんどゆっくり、あの神社の階段とかも見に来たいもんです。
西へ走って、三原市でR2を外れて南へ。
昨日走ったしまなみの島々を見ながら西へ西へ走ると、
とびしま海道へ渡る安芸灘大橋が現れます。
我が国最大の県道吊り橋らしい。いろいろNo.1は付けられるもんですね。
うつなつ
ちなみに50円払います
とびしま海道へ
今更ですが、とびしま海道はしまなみ海道の西、広島県沖の5つの島を橋で繋いだ「ミニしまなみ」といった趣の島々です。
自転車もそれなりに走ってますが、見どころの数といい、少しさびれた感といい、
走った感想は、失礼ながらしまなみの1/4スケールくらいな感じ。
まあ空いてるし、カブにも合ってるかも。
とびしま海道の橋はこじんまりしてますが、しまなみ同様バリエーションに富んでます。
土地は、やはり斜面を利用しての柑橘類畑が多いみたいですね。
展望台に行こうと山中に入ったら、間違って林道(舗装)に入ったりもしました。
今夜のキャンプ地も探さないといけないんで、なるべく海岸線をゆっくり走ります。
恋が浜っていう場所があったけど、
うつなつ
夜中に車が来そうな場所は懲りてる
4つ目の大崎下島に御手洗街並み保存地区ていうのがあるみたいなんで、
鞆の浦みたいかなと思って行ってみました。
汗をかきかき展望公園にも登ってみました。
5つ目の島、岡村島はもう愛媛県今治市。
できればキャンプ地は、岡村島のフェリー乗り場に近いほど良いんですが、、、。
こんな公園がありました。
古墳があるだけあって、景色もそれなりに良いけど、やっぱキャンプはね〜
結局岡村島に渡る手前の、大崎下島の架橋記念公園の芝生に張らせていただきました。
玉ねぎとコンソメが余ってるので、ハンバーグを放り込んで、あやしい煮込みハンバーグ。
夜は雨の心配もなく、下も柔らかく、やっぱ車の通行も少なく安眠できました。
2日目(5 / 7)大崎下島 〜 自宅
朝食はサバ缶温めて卵焼き焼いてたら、途中で燃料切れになってしまって、半熟卵かけご飯に。
カブはインジェクションで、ホースからガソリンが取れないんで、やっぱ燃料ボトルが必要ですね。
洗い物してテント撤収してたら、フェリーの出航時間が近づいてきました。
とびしま海道岡村港〜今治のフェリーはカブと自分で1,230円、安い!
9:35に出航しました。
1時間20分の船旅ですが、途中で2つの港に寄港します。
どちらも橋がかかってない有人島で、地元ではバスみたいな感覚でしょうか。
前半分はオープンデッキ?になってて、
2階部分も前半分がコクピットみたいで、客室デッキからは横と後ろしか見えません。
客室も狭いんで、もう外のベンチに居ます。
3月にキャンプした大角鼻キャンプ場が見えます(ちっさいけど)。
おととい走った来島海峡大橋(正確には来島海峡第二大橋)をくぐって、
今治港に到着です。
さあ、あとは家に帰るだけですが、意外に距離あるんですよね。
帰路はR317の鈍川温泉の近くのルートを取ったのですが、適度なカーブでなかなか良かったです。
松山からはR379で内子に向かい、肱川で小藪温泉に入って帰りました。
次に行きたいのは、山陰温泉ツーリングか、讃岐六富士とうどん巡りか、XRで九州林道もいいね。
- 海と山と橋が楽しめる海道は良いね
- しまなみの原付道がまた良い
- しまなみ海道はまだ見所がいっぱいありそうなんで、また行きます
- 次回は尾道ラーメンの美味しい店も探しとこう