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イオン高知 TOHOシネマズ高知で観た
金曜夜から車中泊2泊で、「讃岐6富士とサイゼリヤ飲みの旅」に行く予定でしたが、
あまりの寒波と、退院したばかりの父の体調があまり良くないので延期しました。
その代わりに日帰りで高知市まで映画を観に行きました。
映画は役所広司さんが、カンヌで最優秀男優賞になったという「PERFECT DAYS」。
役所さん演ずる、平山というトイレ清掃員の男性の日常を描いた124分の映画。
うつなつ
こ、これは俺やんか
おいおい、、、
ジロさん
- 布団で寝る直前まで読書(漫画も読むが)
- フィルムカメラが好き(使ってないけど)
- 無口(昔のことで今は平山さんの100倍くらい喋ってるけど)
- 銭湯が好き(日常的には入ってないが)
- ラジカセがソニーの1980(今は持ってないが)
- 古本屋で文庫本を買うのが好き
- 独り身(今は)
うつなつ
ほら、こんなに共通点が
いやだいぶ違う
ジロさん
前評判では同じ毎日が繰り返されるという話だったが、思ったより変化はあった。
姪が家出して来たり、同僚の若者がらみでいろいろあったり。
実際ほとんどの人の日常は、他の映画のような事件は起こらずこんなものでしょう。
それでも2時間以上、スクリーンに釘付けで楽しみました。
田中泯さん、石川さゆりさん、三浦友和さんも贅沢な使い方していい味出してます。
主人公は毎朝家から出ると、期待に満ちた顔で空を見る。
トイレがある公園や、毎日昼食を食べる神社の木漏れ日が美しい。
映画内での楽曲も日の光について歌ったものが多いそうです。
たぶん眠りに落ちる前の平山さんの脳内をイメージしたであろうモノクロ映像も、
揺れる木の葉やその日会った人々が断片的に出て来て「そう、そんな感じ」と思う。
東京の下町に住む男の映画の監督が、ドイツ人のヴィム・ヴェンダースさんなのが驚きです。
(「パリ、テキサス」はもう40年近く前の作品なんですね)
TVは持っていないみたいで視るシーンはないし、料理のシーンも皆無。
仕事帰りに地下街の居酒屋で1杯だけ飲んだり、神社から貰ってきた木の苗の世話をしたり、
生活全般に節度があって趣味が良いんです。
こんな「教養に溢れた孤高の人」を現実的で無いと批判するレビューもあるみたいですが、
どれも大きくお金がかかる趣味では無いし、
長年かけて平山さんがこういう生活ルーティンに落ち着いたと、納得はできます。
ラストシーンの長回しだけは平山さんの心情が分かりませんでした。
監督が観た人に投げかけたのかもしれないし、正解は無いのかもしれない。
監督が「他の俳優でも平山を演じられたと思うけど、役所は平山になった」と言ったそう。
世界80か国で配給が決まったらしいから、アメリカでも賞を獲るかもよ。
次は自分がどんなふうに感じるか、もう1度観たい気持ちです。
独断的オススメ度は、⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 9
私のPERFECT DAYS
映画を観る日はいつもそうだけど、私にとっても結構楽しい1日になったので記しておきます。
11:45の上映を観るべく、家を少し早く出たんだけど、
四万十市〜須崎市の高速無料区間22kmが、事故なのか雪なのか通行止。
下道を行きますが、久礼坂の工事区間手前で大渋滞でした。
須崎から高速に乗ったものの、到着がギリギリになりそうなので14:35の回に変更。
先に昼食を食べることにします。
23回目の献血へ
ちょうど前日からまた献血ができるようになっていたので、食事前に献血ルームへ行きました。
クリスマスという事で、いつもよりお土産を多くもらいました。
献血ポイントも今まで貯めてるだけだったのですが、ピンバッジが目についたので交換。
初めてのお店でランチ
今日こそ魚介系出汁の「土州屋」さんでラーメン食べようと思ってたんですが、
調べたら移転したらしいです。
すぐそばの「ecocca」のランチが評判良いみたいなので、勇気を出して入店。
献血したので駐車場も無料、映画館のあるイオン高知に向かいます。
カルディで買い物
イオン高知に到着したら、コーヒーが欲しかったので1Fのカルディへ。
長女にホットワインの赤か白かを頼まれてたので、2本買って1本はプレゼントにしました。
ガチャガチャでアンモナイト
まだ時間があったので店内をぶらぶら。
うつなつ
あ、これは使えるかも
最近始めた陶芸の裏印、いずれは作りたいですが、それまではこれ押しても面白いかも。
1回目に出たのはアリ(笑)
2回目で欲しかったアンモナイトが出ました。
うつなつ
今日狭い場所に押しやすいように加工した
セブンイレブンでも買い物
映画が終わったのは夕暮れどきの17時前。
途中の須崎市で降りて、セブンイレブンで買い物。
これより西にはまだ出店していないんです。
最後に本屋に
平山さんが本好きなので「PERFECT DAYS」には小説もいくつか出てきます。
- 「野生の棕櫚」ウィリアム・フォークナー
- 「木」幸田文
- 「11の物語」パトリシア・ハイスミス
イオンのそばのブックオフで探したけど無かったので、四万十市の本屋に寄ったらこれがあった。
うつなつ
まだ1章しか読んでないけど、洗練された文章
こんな日は私にとって日常から離れた特別な1日ですが、
映画を観に行く日に訪れる月に1度のルーティーンでもあります。
物欲にまみれてるけどな
ジロさん
うつなつ
さて、明日からまた私の日常をがんばろう