初めてのバイクでも、別記事で言った通り、
「趣味なんだから乗りたいバイクに乗れば良い」んです!
それでもやっぱり男女ライダー問わず、私のイチオシ初バイクは原付2種(51〜125cc)。
意中のバイクが無いなら、ぜひお読みください。
意中のバイクがあっても、とりあえず憧れのバイクは目標にして、小型バイクで腕を磨くのも良いですよ。
小型バイクに乗ると、大型バイクのメリット・デメリットも見えてきます。
今思いつく原付2種のメリット・デメリットは以下の通り。
- 価格が比較的安い
- パーツ・消耗品も安い
- フェリー・有料道路も安い
- 軽くて気軽に乗れる
- 保険が安い
- 一般道の流れに十分乗れる
- しまなみ海道の原付道が走れる
- 中古車が少なめかも
- 高速道路が走れない
- 2人乗りの安定感が低い
- パワーの余裕が少ない
- 見栄が張れない
目次
50ccではダメなのか?
うつなつ
ダメです!
いやいや、絶対ダメでは無いんですけどね、、、
普通免許持ってれば乗れるし、原付免許も筆記のみなので取得しやすいかもしれませんが、
「バイクの体験」と「通学で決められてる」以外に、私には乗る意味が見出せません。
車との速度差がありすぎるし、30km/hの制限速度は理不尽すぎます。
燃費や各種料金のコストも、原付2種とほとんど差が無いと思います。
そして各メーカーのサイトを見てみると、50ccはもはやスクーターのみになってます。
私が学生の頃はミッション付き50が選び放題でしたが。
125ccだったら排気量も倍以上あるので、力強さは段違いです。
ちょっぴりだけ頑張って、原付2種にしましょう!
車種が意外に多い
車種が劇的に少ない時代もありましたが、現在はかなり多彩になってます。
国内メーカーの51〜125ccラインナップ(競技用車両除く)
- ホンダ 17車種
- ヤマハ 4車種(スクーターのみ)
- スズキ 3車種
- カワサキ 1車種(Z125 PROのみ)
と、ホンダが近年なかなか頑張ってます。
タイプも多彩で、
そしてスクーター、カブ110シリーズも選べます。
カワサキはZ125PROのみですが、ホンダのグロムとほぼ同スペックでライバルですね。
このクラスでも公道用のオフ車は皆無で残念です。
オフに力を入れてるヤマハさんも、原付2種はスクーターのみ。
ぜひ初心者向けにTT125R(セル付)を市販してほしいものです。
うつなつ
話がそれました、、、(笑)
こんな車種もありますよ。
軽さは正義
「大きなマシンを操ってる」という満足感や、風が強い時の安定感はあるにしても、
Uターンや押し引きでグラッと来た時には、軽いに越したことはないです。
自転車ほどじゃ無いにしても、メーカーはどのバイクも軽くしようと努力してます。
運動性は良くなるし、燃費も(重量だけではないけど)軽い方が良い傾向。
でもハイパワーなエンジンを載せ、それを支える車体を造ると必然的に重くなっていくんです。
排気量が小さいバイクが正しいか、大きいバイクが正しいか、ではなく、
はじめは小さめで軽いバイクを選んでおきませんか、という事です。
参考までに、
どれも乗ったことなくてすみません(笑)。
もちろんたとえ倍の重量があっても、Hayabusaは10倍以上のパワーがあるので速いんですけどね。
いろいろと安い
最大のメリットは、なんやかやと安いことだと思います。
車両が安い?
これは中古まで含めると完全にそうとは言えないんですが、比較的安めということで、、、
今は100万越えの国産車も普通にあって、おじさんはびっくりしてます。
新車の原付2種は高くても50万以下、私も持ってるスーパーカブ110とかは、今でも280,500円です、安!
126cc以上は重量税がプラスされるし、251cc以上は車検代がさらにプラスされます。
消耗品・パーツが安い
「後悔しないオートバイの選び方」でも書いた、
- オイル
- タイヤ
- チェーン・スプロケット
- ブレーキ
- エアクリーナー
- プラグ
等が大型バイクより少なく、小さくなるので比較的安めです。
長く乗った場合、
- エンジン
- サスペンション
等のオーバーホールが必要かもしれませんが、その際の費用も同様です。
単気筒ならマニュアル見て自分でオーバーホール可能かもしれません、
自分もやったことありますが、4気筒とかになるとなかなか難しそうな気がします。
タイヤは銘柄によってかなり価格がちがうので比較が難しいですが、
スーパーカブのサイズなら、それこそ1本1,500円くらいからあります。
昔BMWのR1150GSに乗ってた時、安めのタイヤを入れたのですが、前後で32,000円(工賃込み)でした。
価格以外にも、大型バイクは重量とパワーがあるので、タイヤの消耗も早くなります。
保険が安い
自賠責保険は、
125cc | 250cc | 251cc以上 |
10,590円(36ヶ月) | 11,960円(36ヶ月) | 11,390円(37ヶ月) |
とあまり大差ありませんが、250cc以下は60ヶ月契約(125ccは13,980円)して割安にするという手が使えます。
大きく違うのは任意保険で、126cc以上は自動車のように1台ずつ単独で加入する方法しかなく、
割引等級が進んでいなかったり、21歳未満が乗る場合高額になりますが、
125cc以下は、車の保険に「ファミリーバイク特約」で追加するという技が使えます。
この方法だと保険料が比較的安くすむ以外に、
- 同居家族と別居の未婚の子が持っている125cc以下が何台でも対象になる。
- 車に年齢条件が付いていても、特約は全年齢運転で保障される。
- ファミリーバイク特約で保険を使っても、等級に影響がない。
等のメリットもあります(保険会社によって違いがあるかもしれませんのでご確認ください)。
バイクにも任意保険は必須やで!
ジロさん
フェリー・有料道路が安い
原付2種はもちろん高速道路には乗れません。
「ツーリングに高速をガンガン使いたい」という人はダメですね。
多くの自動車専用道路にも入れないので不便です。
うつなつ
でも絶対その道使わないとダメですか?
先を急がない旅の場合は、あえて下道を走るのも良いものですよ。
田舎には少ないですが、有料道路や橋に入れる場合も料金は安いです。
2019年に行った宮崎県の一ツ葉有料道路。
125cc以下が20円で、それ以上が100円ですよ。
うつなつ
5倍も違う!(笑)
あまりに高速みたいな場所なんで、料金所で前の大型バイク2人が「間違って入ったんじゃないか」とヒソヒソ話してましたが、、、。
フェリーは九州に行く時によく使う、三崎港 〜 佐賀関の国道九四フェリーの比較、
125cc以下 | 750cc未満 | 750cc以上 |
1,310円 | 1,970円 | 2,630円 |
2倍ですね、距離の長いフェリーの場合はもっと差額が大きくなると思います。
十分に「バイク」してる
スーパーカブ110を買って初めて乗った時、
うつなつ
こ、これは思ったよりパワフル!
と思いました、8.2馬力なんですけどね。
最高速も100km/h前後出るし、車に付いていけるどころか、
遅い車はどんどん抜いていけそうな性能があります。
カブ110でさえそうなんで、カブの125シリーズや、CB125R、グロム、スズキのGSX-R125とかは、
相当走るみたいです。
回し切る楽しさがあると思うので、そんなバイクでスキルを磨くのもありかと。
このクラスでも前後ディスクブレーキや、ABSの安全装備は普通になってきてます。
150という選択もアリかも
と長々と原付2種のメリットを書いてきましたが、今私がメインでツーリングに使ってるのは、
スズキのジクサー150というバイク。
私は初心者ではないと思うし、身長も186cmあります。
でもこのバイクで年間1万km以上走って満足してます(250も良いな〜とは思いますが)。
ジクサーはインド製ですが、アジアでもこのクラスは人気らしく、
大手販売店が独自で輸入販売してたり、
スクーターですが、国内販売車も出てきました。
もっとジクサーの様に国内正規販売すると、選択肢が増えて良いと思います。
カブ110との比較ですが、私がジクサー150に感じているメリットは、
- 原付2種よりトルクがあってギアチェンジがサボれる
- 車高がそこそこあって、シートが良いので身体がラク
- 同じ単気筒・空冷、オイル容量もほぼ同じと、整備が簡単で安い
- カブには負けるが、250ccより良い50km/Lの燃費
- 高速にも乗れる、巡航できる
ジクサー150ならではのメリットもあるかもしれませんが、、、
その代わり、任意保険のファミリーバイク特約は使えず、しまなみ海道の原付道は走れません。
フェリー料金も250ccと同じになります(750cc以上よりは安いですが)、
この点と足つきが問題ないなら、
うつなつ
ジクサー、、、いや150クラスは超オススメです!
あまり他人と被らないしね、、、(笑)
- 軽さは正義! 意外に走り出すまでの「よっこいしょ」は大変
- 125クラスでも十分にバイクの楽しさは味わえます
- 125クラスはとにかくいろんな費用が安い
- 排気量=ライダーの価値ではありえません(勘違いしてる風な人多し)