またの名を「ニセ遍路旅」とも言う

ジロさん

うつなつ
この日もお遍路さんに混じって歩いてきたぜ

- 2025年2月23日(日)日帰り
- 高知県、愛媛県(宿毛市〜愛南町)
- 歩行距離 約27km
- 1人
宿毛市へ向かうバイパスの表示は「0℃」、場所によっては「ー2℃」。

風も吹いて寒い寒い1日でした。

うつなつ
その分、花粉は飛んでない気がした
本当は土日連続で歩こうと思ってたけど、前日の土曜はゴロゴロしてしまいました。
宿毛駅にNBOXを駐車、時刻は8:50。

靴を履き替えて歩き始めます。
駅裏の未舗装路を歩いて、北側の貝塚という地区へ。


家々が少なくなってくると、すぐに結構な登りになります。

やがて土の道になり、お墓の並んだ分岐を左へ。

宿毛市の北側を、松尾峠入り口の大深浦という地区までアップダウンしながら歩く道です。

猪の被害が多いのか、山の中は今やこんな感じ。

みかん畑も多く、こんなの吊るしてたけど効果あるの?


土佐への出入りは、東の甲浦、西の松尾峠しかなく、人の行き来は多かったらしいです。
いよいよ峠への登りが始まる、峠まで1.7km。

ここまでの疲労はそこそこですが、長距離歩いたの久しぶりなので膝が不安です。
こまめに休憩とりつつ登りへ。

石畳もわずかながら残ってる。


時間にすれば登り口から40分くらいなんだけど、息を切らせて峠手前の茶屋跡に到着。

峠は林の中にあるので、ここからの眺めが一番良いです。

この茶屋は、昔はさぞ繁盛したことでしょう。
峠には休憩所、太子堂跡、トイレなどがあります。

道を挟んで、土佐と伊予の国境碑が立ってるけど、文字がそれぞれ土佐と伊予っぽい。


峠から350m海側に行くと、「純友城跡」があります。
なんだか景色が良い記憶があったけど、ただの小山でした。

実は松尾峠には過去3回くらい来ていて、9年前には次女と、17年前には長女とMTBで!
その前には自分1人で来てます。
MTBで来た時は登りはほとんど押しで、しかも長女のと2台押して登ったから若かったんやね。
今、次女と行った時のブログを見たら、もう少し海側に降りたら展望台があったみたいですね。
峠から愛媛県側はもちろん下り。


うつなつ
膝にきます
舗装路に降り、一本松町の中心へと進んでいきます。

もう桜(梅?)が咲いてる。

R56に出たところでちょうど12時のチャイムが鳴ってました。

Googleで検索しためし屋に行ってみようと、右折して700mほど行ってみたのですが、


うつなつ
臨時休業?それとも閉店したの?
田舎あるある

ジロさん
やむなく、ローソンまで戻って昼食。

午後は観自在寺のある愛南町まで歩き、時間の合うバス停で宿毛行きのバスに乗ります。
ローソンのあるR56の交差点を離れて北へ。


うつなつ
そういや某宗教で、なぜ悪魔って山羊の姿なんだろう
四角の瞳孔はたしかに怖いけど、良きものの象徴の羊も四角のはずなんですが。
また遍路道の看板があったので入ります。
しかし遍路道に共通してるのは、勾配より距離を優先してるので登り下りが多いこと。

古そうな橋があったので竣工年を見たら、私と1つ違いでした(笑)。

うつなつ
私もこのくらいくたびれてるってことか
農機具倉庫らしき脇にIRCのツーリストとシンコーのバイク用オフタイヤが!

中を覗いてみたけど、バイクは入ってませんでした。
愛南町市街に入ったら、僧都川沿いに歩いていきます。

この橋を右に渡って、真っすぐ行けば観自在寺なのですが、


うつなつ
お遍路じゃないので行かないぜ!
もう遍路シーズンなのか、松尾峠の登りから何人かのお遍路さんと前後して歩いてました。
挨拶して少し話すと、大阪から来られたあちこちの街道を歩いている方、
長野から来た白装束にすげ笠の遍路装束の方、
あとローソンで会った私より背の高そうな外国人の男性なんかがいて、
休憩のタイミングで抜いたり抜かれたりで前後します。
愛南の旧遍路道の出口で休憩してたら、そのやたら明るい外国人の方がやって来て、
「You OK?」とサムアップするので、私もサムアップして「OK! OK!」と返しました(笑)。
僧都川にかかる、海の手前最後の橋を渡って右岸の国道側へ。

運動公園やプールがある「南レク」という施設の海側を歩きます。
娘たちが小さい頃よく来たプールは、まだやってるみたい。

私が子供のころはプールでなく遊園地で、ゴーカートとか乗りました。
昔は湾向こうの山上公園まで、ロープウェイがかかってました。


R56に入って、時刻は15:30頃。
ここからはバスにちょうど良い時間まで、国道を北上します。
ゴール予定の「平山」バス停まで来たけど、時刻表見たらバスは35分後。

膝も靴ずれも痛いけど、停留所もう1つ分歩くことにしました(待つのが苦手)。
さらに20分ほど歩いて、「八百坂峠」バス停に到着。

寒風がつらい中、10分ほど待って16:23の宿毛行きのバスに乗りました。

1日歩いた道も、バスに乗ったら45分くらい。
料金は990円。

歩いてる時は気が張ってるけど、戻ってみたら両膝は痛いし、かかとは靴擦れで皮がむけてるし。
ふだんの鍛錬もですが、歩行距離は1日20kmくらいをゆっくり歩いた方が良さそうです。
2日連続で歩けるのか?
こんな状態では無理ですね。
定年後に東海道・中山道歩くには、その辺のケアも考えておかないと。