2019年は九州に3回キャンプツーリングに行きました。
それまでキャンプツーリングは、朝早く自宅を出発してたのですが、
うつなつ
前泊で行っちゃえば、もっと走れるんじゃない?
と思って試してみたのがこの時です。
秋冬はかなり寒かったり、フェリーに間に合うかドキドキしたりしますが、
味をしめて、今では四国内の香川方面とか行く時にもやってます。
この年のGWは曜日の関係でなんと10連休でした。
そのうちの9日プラス前泊を使って九州を1周しようとしたのですが、、、
- 2019年4月26日(金)〜 5月1日(水) 5泊6日
- 高知・愛媛・大分・宮崎・鹿児島・熊本
- スーパーカブ110
- 走行距離 1,445km
- ソロツーリング
目次
1日目(4 / 26)自宅 〜 千歳公園キャンプ場(大分)
九州に渡って前泊
フェリー予約が遅かったのか、取れたのは26日の八幡浜22時発の便。
仕事を終えたらそそくさと家に帰り、シャワーを浴びて19時頃出発です。
天気が不安定なのか、台風みたいな突風が吹きつける中、西土佐〜三間〜西予〜八幡浜と走ります。
フェリー乗り場に着いたら物好きに有難いことに、愛媛のお友達が3人見送りに来てました。
ソフトボールからそのまま来てくれた、へなぴこ奥様からは、レトルトご飯の差し入れまで。
出航時間が近づき、船上の人となりました。
臼杵港までは2時間半、熟睡してしまった。
うつなつ
0:30頃九州上陸!
ここから予定のキャンプ場までは約1時間、南西に向かってR502を走ります。
九州も風が強くて安定しない天気。
雨まで降ってきて、「カッパ着るかな、どうしようかな」 と悩んでたらキャンプ場に到着。
キャンプ場は幸い雨が降ってませんでした。
「テントがいっぱいだったらどうしよう」との心配をよそに、キャンプは私だけ(笑)。
荷台に荷物があるので、カブから降りるときに足が引っかかってしまい、
ハンドル掴んだらまだエンジンがかかってたものだから、アクセルを思い切りひねってしまって、
東屋のコンクリートにスリップサインが残るくらいのフローティングターンを3回転くらいしてしまいました。
うつなつ
倒してレバーとか折らないで良かった
トイレも水場も街灯もあり、ペグが少し刺さりにくいのと川の水音が気になる以外はとても良い所です。
設営だなんだで、2:30頃になったけど無事に就寝。
本日の走行 132km
2日目(4 / 27)千歳公園 〜 高鍋海水浴場キャンプ村(宮崎)
翌朝!
お隣は遊具のある公園になってます。
撤収が終わった頃に、地元の方々がグラウンドゴルフに来てたんで、お礼と挨拶をしました。
朝食はまだ胃腸が本調子じゃないんで、軽めの醤油ラーメンで。
うつなつ
この時の1週間ほど前に、市販弁当で軽い食中毒になってたんです
天気も上々だし、さて行きますか〜。
予定通り8時頃出発。
今回時計回りに九州を廻るつもりですが、目的があってまずは高千穂を目指します。
R502を西に進んだ原尻の滝。
天岩戸神社へ
ここから高千穂へは、県道7号線がほぼまっすぐ。
といいつつ、細いクネクネ道でマップルでも「時間がかかる」と書いてありますが。
うつなつ
ま、迂回するより近いだろ、よくある事よくある事!
どんどん標高が上がり、ハーフメッシュのジャケットでは寒くてウインドブレーカーを着込みます。
祖母山の登山口になってるみたいで、車がたくさん停まってました。
県境のトンネルを抜けて、宮崎県側の下りは穏やかな風景。
高千穂の町が近づいてきて、天岩戸神社に到着。
今回辿ってみようと思うひむか神話街道の始点なので行ってみましたが、
この神話街道、ほぼ走ってみたんだけど実は結局よくわからなかったです。
この写真に興味をひかれて「こんな所が走れるのかな」と思ったんだけど、
帰ってよく調べたら、上の写真は高千穂の国見ヶ丘展望台だったみたいで、寄らなかった。
神社や道の駅にもひむか神話街道のパンフも置いてないし、県のHPはNot Foundになってるし、
看板も後半どんどん少なくなってる気がして、「何かの不具合で下火になった観光ルート?」なのかも。
天岩戸神社は有名神社だからなのか巫女さんが多いです、
うつなつ
しかも美人が多い気がする
だとしても何もないけどな
ジロさん
本宮(西本宮)はわりと質素な感じ。
足をのばして天安河原まで行ってみます。
どんな場所かよくわからずに行ったんだけど、こんな感じ。
確かに水は綺麗だが、神様とはいえ、もっと開けた海が近かったりする暖かい場所に住みたいのでは?
と思ったりするけど、俗人が考えても仕方のない事ですね。
トロッコ列車で童心にかえる
神社を後にして、10分ほどの高千穂駅へ。
高千穂線は2005年の台風14号の災害復旧ができず廃線になってますが、
高千穂あまてらす鉄道株式会社が、観光用のトロッコ列車を走らせています。
ちゃんと並んでたので一番前の席に。
後ろに乗った子供が「一番前が良かったな〜」 って言ってるけど替わってやらんぞ!
帰りは逆向きに走るから、最後尾なんですけどね。
駅員の方達に見送られて出発。
片道5.1kmを往復で約30分、トンネルも長短2つあります。
トンネルで天井にイルミネーションを投影するのはやり過ぎなような気もするけど、
鉄橋上でシャボン玉を飛ばしたり、利用者に楽しんでもらおうと工夫してるんですね。
鉄橋前で風速を確認してから進行。
鉄橋上で停車してからは立ち上がることもできます。
高さが水面から105mあって、日本一の高さだったそうです。
しばらく停車した後、橋向こうのトンネル前まで行って折り返し。
こうして、全国から鉄道路線はどんどん減っていってるんですね。
地元の土佐くろしお鉄道の宿毛線が延伸されたり、ごめん〜なはり線が開業したのは奇跡的だけど、
そういえば乗ってないなぁ。
駅内には旧高千穂鉄道の車両も展示してあって、中も見ることができます。
お昼になったので、近くの道の駅高千穂で高千穂牛丼を。
観光地価格だけど美味しかったです、道の駅もなかなか混んでる。
バイクの利点を活かして、車で渋滞の高千穂峡にも少しだけ立ち寄り。
昔奥さんと来たときにはあのボートも乗ったなぁ。
さて、ここからはしばらく3桁国道の連続、九州に来てもやることは変わってないです。
そのせいか、今回もほぼ渋滞知らずではあったんですが。
時刻は正午過ぎ、高千穂峡からR218を西の五ヶ瀬町へ。
五ヶ瀬町からは、南へR265を椎葉村へ山間を走ります。
九州の体幹のほぼ真ん中を走ってる感じです。
椎葉村ではワイディングを登ってると、いきなり数人の男性が出てきて止められて、
うつなつ
え、なに?検問?
と思ったら地区の祭りで飲み会をやってて、道ゆく人におすそ分けをしてるらしい。
お腹いっぱいですが、せっかくなんでヘルメットをしばし脱いで、おにぎりやヤマメ、揚げ物などを頂きました。
私の後に来たレンタカーのおじさんは先を急いでるのか迷惑そうな表情、
うつなつ
こんな事を楽しめる心の余裕があって良かったです
「さすがにビールはまずいよなぁ」 はい、喜んで!(嘘)
古墳群見て宮崎の海沿いでキャンプ
尾根筋を走ってたら、いきなりトンネルで通行止め。
「看板出てたっけ〜?!」 とぼやきながら20分ほど後退。
分かりづらいけど、道半分ふさがれてる時点で気づかないといけないね。
しかたなく荒れたダム湖沿いをくねくねと東へ走ります。
K22を走ってやっと16:30頃たどり着いたのが、西都原古墳群です。
まずは西都原考古博物館へ。
なにがすごいって、入場無料、すごいぜ宮崎県!
「写真撮って良いのかな?」 とためらってたんで写真少ないですが、
すごくちゃんとした、公営でも500円くらいは取りそうな博物館です。
外に出たら古墳を見てみるけど、あれもこれもそれも古墳、古墳だらけ。
夕暮れも迫ってくるんで、いくつかしか見られませんでした。
半日くらい、弁当とパンフ片手に歩いたら楽しそう。
博物館でいろんな物づくり体験もできるみたいですよ。
古墳群から海岸線に出た、高鍋海水浴場キャンプ村が今夜のキャンプ予定地。
営業7〜8月みたいなんで「テント張れそうだったらキャンプしよう」 と思って来たんですが、
もう10張くらい先客がいるので、私も遠慮なく張らせてもらいます。
荷物を降ろして温泉に。
5kmくらい西のめいりんの湯へ(500円)。
夕食は帰路にあるおおさかやという店で、予定してた名物のチキン南蛮を食べました。
(中)にしたけど中々のボリューム。
すこし甘めだけど、肉がやわやわで美味しかったです。
夕食も食べちゃったんで、キャンプ場に戻ったら特にすることもなく、
21時くらいから寝てしまいました。
すこし離れてるけど、隣りのテントが音楽鳴らしてるのが気になる(けっこう音に繊細)。
花火はさすがに減ったし、話し声はある程度しょうがないと思うけど、
キャンプ場で夜まで音楽流す人、意外と多いです。
しかたなく自分もヘッドホンで音楽聴きながら眠りにつきました。
本日の走行 275km
3日目(4 / 28)高鍋海水浴場 〜 霧島高原国民休養地(鹿児島)
キャンプの朝は、だいたい6時に起きて8時頃出発してます。
朝食の後、撤収作業してると割と時間がかかってしまう。
予定通り起きたけど、今朝は目を覚ますために海まで散歩。
軽トラにボード乗せた人が、波を見に?来てました、遠く南にシーガイアらしき建物が見える。
船型の建物があると思ったら、海水浴の監視塔。
実は昨日TV見てたら、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」が、ここからスタートでビックリした。
なかなか高菜がたっぷりでスパイシーだった。
荷造りして、8時頃出発。
海沿いを南下し霧島山へ
すぐに一ツ葉道路(北線)に入ります。
原付は20円。
30年ぶりくらいかなぁ。
シーガイアを通り過ぎて、一ツ葉道路(南線)に、同じく20円です。
料金所で後ろのハーレーの2人組が、なんかヒソヒソ言ってる。
「いや、料金表に20円って載ってるじゃん」 って、
うつなつ
やっぱ原付で間違って入ったと思われてたか。
あんたらの方が勉強不足じゃ!
ジロさん
でもそのまま宮崎自動車道には入れないので、R220(日南フェニックスロード)へ。
定番の(といってもここも30年ぶりだが)、堀切峠で休憩。
日帰り、ツーリング、エンスー、いろんなライダーでいっぱいです。
ここからさらに南下ですが、日南まで15kmほど、中型ライダーカップル2台の後ろを走ることになりました。
以下しばらくの間、前に車が多くて抜くこともできないので、ブツブツモードになります(笑)。
まあ、どんなバイクにどんな風に乗ろうと、法規違反や迷惑かけなきゃ勝手なのは分かってるんですが、、、。
まずは、後ろにバイクに付かれるとよくやるあれ、左手を膝に置いて、
もう俺こんなスピード余裕だから、片手運転できちゃうから
うつなつ
でも2人揃ってずっとやってるとなんか変だよ〜
背中よじれてるし、ハンドル持ってられないなら楽なポジションのバイクに乗れば良いのに。
そして、その意味のない足出しっぱなしもやめてほしい。
おまけに男性の方は時々急に天を指さしたりする、
うつなつ
お前はラオウか!
って思ってたら、私が曲がる分岐に来ました、良かった良かった。
はい!どんなバイクにどんなに乗ろうと自由です。
日南市からは、K28を北西に。
宮崎自動車道沿いに都城をかすめて、霧島山が近づいてきました。
火口湖の御池です、神武天皇が水浴びしたという伝説があるとか。
ひむか神話街道の終点、皇子原公園に2日がかりでたどり着きましたが、
なんかこの公園もよくわからなかった。いかんいかん、楽しむ心を持たないと。
お昼時なので、目についた店で手堅くうどんを。
給油もして、「さて、えびのスカイライン登るぞ!」 と思ったら、
西の霧島バードラインに迂回してえびの高原へ。
晴れ間も見えず、えびの高原は寒くて寒くて、どうなることかと思いましたが、
霧島高原まで下ってきたら、すこしは暖かくなりました。
今夜のキャンプ地は霧島高原国民休養地。
フリーサイトは予約不要、12時から日没までチェックイン可能とナイスです。
1人用テントは1,000円。
設営して一番近い温泉へ、遠いと湯冷めしそうなんで。
うつなつ
は〜!温泉最高
帰りにスーパーで買い物。
実は鹿児島は養殖日本一ということで、鰻丼にしようと思ったんだけど、
国産は高すぎ、輸入は大きすぎで、
結局まぐろ刺と、
カルビで一杯やってしまいました。
は〜!ビール最高。 1本で大酔いだけど。
酒を飲んだんで、今日も寝つきが早いです。
今のところ雨は落ちてきませんが、明日はかなり絶望的です。
本日の走行 245km
今のところ、予定通りのノンビリペースかな?
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