魚梁瀬森林鉄道跡へ

特に「鉄道マニア」という訳ではないのですが、鉄道の旅（高くてできませんが）や、

廃線跡には心惹かれるものがあります。

図書館でよく借りてる「旅の手帖」ですが、５月号は廃線跡の特集なので買ってみました。

西日本だと、瀬戸大橋を渡った倉敷市の下津井電鉄や、島根県の広浜鉄道今福線、

ツーリングで道の駅に行った熊本県小国町の宮原線なんかが出ていて、

いつか歩いたり自転車で走ってみたいと思いました。

自分が行った遺構では、熊本県の八角トンネルや、

京都の蹴上インクライン、乗車した高千穂あまてらす鉄道とか出ていました。

四国外にはパッと出かける事もできないけど、

「そういや県東部の魚梁瀬（やなせ）にも森林鉄道跡があったな」と、

友人のW林さんを誘い、Vスト２台で日帰りで行ってみることにしました。

９時に四万十市に集合して出発！

高速は無料区間のみ使い、いつもの様に海沿いで高知市内を避けて東に向かいます。

昼食は11時開店の、高知空港近くの「とりやき食堂」。

遅めの９時集合にしたのは、この店で昼を食べたいというW林さんのリクエストがあったので。

うつなつ

そんなに気に入ったとは思わなかった。

まあ私も４回目でお気に入りの店。

今日はいつもの「盛り合わせ」でなく「親鳥のもも」定食にしてみました。

親鳥は予想通り歯応えはあるけど、旨みが多い様な気がしました。

南国南ICから無料高速に乗り、物部川を渡って更に東へ。

お約束の手結の餅も買いました。

赤野休憩所で海を見ながら、２つ３つ食べます。

海沿いにある田野町から森林鉄道の遺構があります。

うつなつ

踏切にしないのは神社仏閣への敬意なんですかね？

奈半利川を渡ってすぐの奈半利町でも跨線橋を見ました。

この線路跡の道を手前側へずっと走り、奈半利川に突き当たった場所まで走りましたが、

鉄橋は残ってないので、国道の橋で西側に戻って鉄橋へ続く高架跡へ。

ここからはR493で四郎ヶ野峠方向へ向かいます。

鉄道遺構の橋が見えたので休憩。

このまま走ると四国東岸の野根に出てしまうので、これも鉄道跡の二股橋を渡って北へ。

うつなつ

この後も橋とトンネルが多いので、写真撮るの面倒になってきた

ロックフィルダムの魚梁瀬ダムへ。

今まで３回くらい来てる、初めて来たのは10代の時のサイクリングでしたね。

ダム本体上の道には行けないので、ダム湖の方へ。

林業で栄えたせいか、小さな集落があります。

機関車を動態保存して乗る事もできるという丸山公園へ行ってみましたが、

後で調べたら日祝日のみらしい。

森林鉄道は昭和39年に全線廃止となり、昭和45年に魚梁瀬ダムが完成して水没した場所も多く、

この公園も駅があった場所というわけではないみたいですね。

ダム湖沿いにはキャンプ場もあり、私もバイクのラリーで1999年に泊まった事もありますが、

いかんせん海沿いのR55から距離がありすぎるのか、今はさびれてる感は否めないです。

ただし帰路に走る安田川沿いの「アユおどる清流キャンプ場」は有名だし、鮎漁は盛んです。

安田川ぞいのK12にも多くの橋やトンネルが残ってるみたいだけど、目印のバス停を見落とす。

いつも奥様に土産を買うW林さんのために馬路村の「まかいちょって屋」に立ち寄り。

私も娘と自分用に、杉材のしおりとゆず酎ハイを買いました。

店の対岸にも「五味隧道」というトンネルが残ってます。

しかしこのルートの本番はこの先、明神口橋からは森林鉄道跡が走れてしまうんです。

もちろん落ち葉や石塊や流水で路面は悪いですが、VストでもOK。

うつなつ

私はロードタイヤですが、W林さんはオフタイヤでラリーのオフィシャルまでこなしてます

この先は鉄橋こそないですが、多くのトンネルを抜けて安田町のR55まで走りました。

うつなつ

まあとりあえず満足した

こちらの四国森林管理局のHPに、現役時代の明神口橋とかが出ています。

芸西村から無料高速を使って、高知市の自由軒でラーメン＆チャーハン＆おでんの夕食を食べ、

雨が降り始める前、21時頃に帰宅できました。

うつなつ

さて梅雨明けしたら、とりあえず九州だな！