教科書に載せて欲しい「夕凪の街 桜の国」(こうの史代:双葉社)

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独断的オススメ度は、⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 10

うつなつ

うつなつ

正直、大人になって、最も読み返した作品かも

「あらすじ」とか「感想」を書こうと思って、再読したけど書くのをやめた、、、

なんかもう、読んだ人がその人なりに感じる邪魔をしたくない

約100ページの薄い本です、私が買った時は800円+税でした。

昔から「この本はたぶん手放さない」と思う本は、見返しに購入日・場所を書いたりするのですが、

もう17年前

雑誌ダ・ヴィンチのプラチナ本に出てたのかな?確か宿毛市の書店で購入したと思います。

広島の原爆投下にまつわる話なんだけど、3話構成になってて、

舞台はそれぞれ、終戦(原爆投下)の10年後、42年後、59年後の広島と東京。

被爆した家族とその兄弟と子供たちのお話。

この漫画を読んだ後、作者のこうの史代さんの作品はほとんど買い、

映画化もされて絶賛された「この世界の片隅に」も、アニメの特装版BDも買ったのだけど、

この原作と映画も超素晴らしいですけど!

やっぱ最初に買った「夕凪の街 桜の国」が一番好きです

2作に共通してるのは、主人公が特別じゃない普通の市民であり女性であること。

そんな兵士でも無い主人公や子供達の日常を奪う、原爆や戦争はもう本当に起こさないでほしい!

広島市も長崎市も、風化させないように色々な活動をしてると思いますが、

世界で唯一原爆被害を受けた日本は、もっと声高にアピールしても良い気がします。

国民性で、賠償を大声で叫び続けるアジアの某国みたいにはできないとは思うけど。

投下した国は、今でもその気になったらヤリそうな気がするのは私だけ?、、、

うつなつ

うつなつ

この漫画と「この世界の片隅に」、そして「この世界の、、、」のアニメはレンタルでも良いので見てください、それだけ!

短めの作品だが、全編に伏線や登場人物の感情を示唆するシーンがちりばめられていて、

(9ページで子供の声に振り返ったり、16ページで6人家族を見る皆実であったり、

79ページで203号室を開けるのに一瞬躊躇する七波など)

巻末に作者の注釈もあるけど、何度目かにはそんな事も考えながら読むとさらに深いですよ。

広島には修学旅行の添乗も含めて、6回くらい行ってます。

中四国で1番の大都市なんだけど、なんか路面電車も走ってて親しみやすい雰囲気が良い

2017年12月にBABYMETALのライブに行った時は、上2作の広島・呉の舞台巡りもしてみました

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