独断的オススメ度は、⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 9
今のところ、私が「部活漫画のベスト」と思ってる「とめはねっ!」の紹介です。
再読してからレビューするのはもちろんですが、
今回から「あらすじ」を書いてみることにしました。
うつなつ
要約することで文章力つくんじゃないかと
相変わらず、深い考察とかはないですけどね。
あらすじ
父親とカナダで暮らしていた主人公の大江 縁(おおえ ゆかり:15歳男子)は、神奈川県の鈴里高校に入学する。
ふとしたきっかけとトラブルで、書道部に入部することになった縁だが、部員は2年生女子3人しかおらず廃部寸前の状態だった。
ある日、クラスメイトの望月 結希が不良男子にカラまれているのを見た縁は、助けようと駆け寄るが、彼女は実は全日本2位という柔道の有力選手であり、投げた男子が縁を直撃してしまう。
右手を骨折させた縁への申し訳なさと、書道部の2年生三輪の攻略により、縁のピンチヒッターとして柔道部とかけもちで書道部に入部することになった結希。
はじめは仕方なくであったが、少しずつ書の魅力に気づいていく結希、縁が骨折から回復しても書道部の活動を続けてくことにする。
県内のライバル校の鵠沼学園、かなの書で文部科学大臣賞をとった京都青蓮女学院の大槻 藍子、結希の幼馴染で「書の甲子園」団体優勝の大分豊後高校の一条 毅、多くのライバルや友人・恩師たちに恵まれて、2人はどんどん書の道にはまっていくのだった。
うつなつ
要約しすぎて、イマイチ魅力を伝えられてないな
今Wikiのあらすじ見て、自分との違いにガッカリした、、、(ウィキペディア「とめはねっ!」)
感想
再読すると、やっぱりとてもテンポが良いんですよ。
いわゆる学園ラブコメなんだけど、縁はウジウジしてるし、結希は天真爛漫なキャラなので、ラブの部分はなかなか進まない(笑)。
コメディの部分はテンポとキレがあって、とても良いと思います、楽しいです。
書道部の5人(進級後1年生が2人入って7人に)を含め、全キャラがしっかり立ってて、掛け合いが絶妙。
書道界の重鎮、三浦 清風先生と縁の祖母大江 英子と鵠沼高校の顧問笠置先生の叔母の笠置 亜紀子さんの若い頃のエピソードも笑えます。
縁の祖母の英子さんがとても魅力的で、私はこの作品の影のヒロインだと思ってる。
書家にならなくても、主婦をやりながら好きで趣味で書の道を続けてきた。
市展や県展、そして市井にはそういう方がたくさんいるんでしょうね。
そして肝心の書の方ですが、書道監修は武田 双雲さん。
書道の先生や、学生でも入選した方が作中の作品を書いたりして、
過去に文部科学大臣賞になった方が、作品中の受賞作品を書いたりしてます。
だから限りなく本物に近いというか、本物と言って良いでしょう。
白黒という書の特性上、縮小はしてるけどそのまま載せられるというのも強みですね。
そして河合 克敏先生がとても真面目なんでしょうが、書の情報量が半端ない。
楷書の臨書、草書、かな、漢字かな混じりの書、篆書、金文、前衛書に至るまで、
かなり優秀で分かりやすい書道のガイドブックにもなっています。
うつなつ
初めて読み終わった時、真剣に書道始めようと思いました
結局やってないけどな
ジロさん
そして縁の作中最後の作品、読むの4回目くらいなんだけど、
うつなつ
やっぱ泣いた、、、
ご主人すぐ泣くからな〜
ジロさん
高校3年間を思い切り生きてる、全キャラ・全高校生へのエールですね。
ラブの部分ははっきりしないまでも(笑)、やっぱハッピーエンドが好きです。
同じ河合先生の「帯をギュッとね!」も読んだが、こちらの作品の方が好きです。
「モンキーターン」もこんど読んでみよう。