部活漫画のマイベスト「とめはねっ!鈴里高校書道部」(河合克敏:ヤングサンデーコミックス)全14巻

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独断的オススメ度は、⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 9

今のところ、私が「部活漫画のベスト」と思ってる「とめはねっ!」の紹介です。

再読してからレビューするのはもちろんですが、

今回から「あらすじ」を書いてみることにしました。

うつなつ

うつなつ

要約することで文章力つくんじゃないかと

相変わらず、深い考察とかはないですけどね。

あらすじ

父親とカナダで暮らしていた主人公の大江 縁(おおえ ゆかり:15歳男子)は、神奈川県の鈴里高校に入学する。

ふとしたきっかけとトラブルで、書道部に入部することになった縁だが、部員は2年生女子3人しかおらず廃部寸前の状態だった。

ある日、クラスメイトの望月 結希が不良男子にカラまれているのを見た縁は、助けようと駆け寄るが、彼女は実は全日本2位という柔道の有力選手であり、投げた男子が縁を直撃してしまう。

右手を骨折させた縁への申し訳なさと、書道部の2年生三輪の攻略により、縁のピンチヒッターとして柔道部とかけもちで書道部に入部することになった結希。

はじめは仕方なくであったが、少しずつ書の魅力に気づいていく結希、縁が骨折から回復しても書道部の活動を続けてくことにする。

県内のライバル校の鵠沼学園、かなの書で文部科学大臣賞をとった京都青蓮女学院の大槻 藍子、結希の幼馴染で「書の甲子園」団体優勝の大分豊後高校の一条 毅、多くのライバルや友人・恩師たちに恵まれて、2人はどんどん書の道にはまっていくのだった。

うつなつ

うつなつ

要約しすぎて、イマイチ魅力を伝えられてないな

今Wikiのあらすじ見て、自分との違いにガッカリした、、、(ウィキペディア「とめはねっ!」)

感想

再読すると、やっぱりとてもテンポが良いんですよ。

いわゆる学園ラブコメなんだけど、縁はウジウジしてるし、結希は天真爛漫なキャラなので、ラブの部分はなかなか進まない(笑)。

コメディの部分はテンポとキレがあって、とても良いと思います、楽しいです。

書道部の5人(進級後1年生が2人入って7人に)を含め、全キャラがしっかり立ってて、掛け合いが絶妙

書道界の重鎮、三浦 清風先生と縁の祖母大江 英子と鵠沼高校の顧問笠置先生の叔母の笠置 亜紀子さんの若い頃のエピソードも笑えます。

縁の祖母の英子さんがとても魅力的で、私はこの作品の影のヒロインだと思ってる

書家にならなくても、主婦をやりながら好きで趣味で書の道を続けてきた。

市展や県展、そして市井にはそういう方がたくさんいるんでしょうね。

そして肝心の書の方ですが、書道監修は武田 双雲さん

書道の先生や、学生でも入選した方が作中の作品を書いたりして、

過去に文部科学大臣賞になった方が、作品中の受賞作品を書いたりしてます。

だから限りなく本物に近いというか、本物と言って良いでしょう。

白黒という書の特性上、縮小はしてるけどそのまま載せられるというのも強みですね。

そして河合 克敏先生がとても真面目なんでしょうが、書の情報量が半端ない

楷書の臨書、草書、かな、漢字かな混じりの書、篆書、金文、前衛書に至るまで、

かなり優秀で分かりやすい書道のガイドブックにもなっています

うつなつ

うつなつ

初めて読み終わった時、真剣に書道始めようと思いました

結局やってないけどな

ジロさん

ジロさん

そして縁の作中最後の作品、読むの4回目くらいなんだけど、

うつなつ

うつなつ

やっぱ泣いた、、、

ご主人すぐ泣くからな〜

ジロさん

ジロさん

高校3年間を思い切り生きてる、全キャラ・全高校生へのエールですね。

ラブの部分ははっきりしないまでも(笑)、やっぱハッピーエンドが好きです。

同じ河合先生の「帯をギュッとね!」も読んだが、こちらの作品の方が好きです。

「モンキーターン」もこんど読んでみよう。

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